自分に合う職場を選ぼう
精神保健福祉士が活躍できる場所は数多くあるので、自分に合うところを選ぶことができます。総合病院の精神科では医師や看護師、臨床心理士などと連携をとりながら、チーム医療を進めていくのが仕事です。ここでは医師の指示で業務をするわけではなく、あくまで精神保健福祉士として独自の視点から判断と支援をしていきます。このような医療機関での仕事は医療と地域社会との橋渡し的な役割も求められることから、とてもやりがいのある職場です。そして障害福祉サービスなどの事業所では自立訓練や就労訓練などを行いながら社会参加への手助けをします。さらに市役所などの行政機関では精神保健福祉の発展と計画立案に携わることになります。
患者をサポートするのが仕事です
精神保健福祉士とは心の病を患う人が生活するうえで必要な指導や助言をする職業の人です。精神保健福祉士はソーシャルワーカーのひとつですが、うつ病や統合失調症などの精神疾患を患う人への支援に特化しています。心の病を抱える人への偏見や差別は少なくなっているものの、いまだに社会の中に根強く残っているのが現実です。中でも統合失調症などは根拠のない思い込みから、何をやらかすかわからない病気として決めつけられることも少なくありません。このような現実社会から専門的な知識を駆使して、患者とその家族を支えるのが主な仕事です。
